カニの水揚げ量日本一、消費量日本一など、「5つのカニ日本一」を誇り蟹取県を名乗る鳥取県(平井伸治知事)は11月18日、「蟹取県ウェルカニキャンペーン」の発表会を東京・新橋にある同県のアンテナショップであるとっとり・おかやま新橋館で開いた。今年初披露となる「松葉がにクレーンゲーム」を紹介するほか、今年度のキャンペーンアンバサダーとして登壇したお笑い芸人の見取り図(盛山晋太郎さん、リリーさん)を蟹取県「蟹取りズ」 に任命した。「鳥取県=カニ」のイメージをより広く定着することを目指す。
コラボメニュー提供などキャンペーンは来年3月19日まで開催
同県は、2014年に県名を「蟹取県」に改名。以来毎年を開催している。県はカニの水揚げ量日本一を背景に、2014年以降は冬季の誘客強化を目的としたブランド施策「蟹取県」を展開しており、首都圏での「蟹取県ウェルカニキャンペーン」の発表会は恒例となっている。同キャンペーンは10月14日から2026年3月19日まで開催。期間中は、とっとり・おかやま新橋館で①松葉がにクレーンゲーム つ”カニ”とれ!金の蟹ペン!(11月19~30日)、②同館2階レストラン「ももてなし家」でコラボメニューの提供(11月19日~12月14日)などが行われる。このほか、宿泊者向けの 「蟹取県宿泊チャンス」 をはじめ、地元ゆかりのインフルエンサー「蟹取県特派員2025」による蟹取県の魅力発信SNS企画など、多彩な施策を予定している。
冬の鳥取を象徴する「蟹取県」PR、今年の顔は見取り図
発表会は、平井伸治知事の軽やかな“カニダジャレ”でスタート。「35%は鳥取産という“日本一のカニ県”に、ぜひウェルカニ!」と、冬の鳥取の魅力を語った。平井知事と共に登壇した見取り図の2人は、ユーモアを交えながら鳥取の印象をコメント。岡山県出身のリリーさんは、「子どもの頃から砂丘にはよく行っていました。今年3月にはプライベートで旅館に泊まり、“一番高いカニコース”を頼んでしまいました」、盛山さんがコラボメニューを試食して「カニが美味しすぎて語彙力を失いました。今日食べたカニは“べらぼうに美味”」と話すなど、鳥取県愛を連発した。

会場には今年初披露となる「松葉がにクレーンゲーム」が登場。指定の“金の蟹ペン”をつかむと、本物の松葉ガニが当たるという豪華仕様となってる。盛山さんは「大阪の某店でしか見たことがないレベルの立派なカニ!」と驚き、会場の笑いを誘った。
また、平井知事が見取り図の2人を蟹取県「蟹取りズ」 に任命。2人は、「住民票も本籍も移したいくらい」「知事との相性が最強なのでトリオを組みたい」と盛り上げた。
平井知事は最後に、「ぜひ皆様、蟹取県へお越しください。“カニングスーン”です!」と笑いを誘い、会を締めくくった。

取材 ツーリズムメディアサービス編集部