ブッキング・ドットコム・ジャパンは11月20日、33の国と地域で約3万人を対象に実施した調査をもとにまとめた、2026年の「旅行トレンド予測」10選を発表した。調査は今年で10回目。
2026年の旅は「The Era of YOU(自分らしさの時代)」が注目され、個々の関心や情熱を深く反映した「超個別化」がキーワードになると予想する。旅行者は従来型の画一的な体験から離れ、物語の世界に没入する「ファンタジー旅」や、ロボットが家事を担う「次世代ステイ」、関係性を試す「絆の旅」など、自己表現を軸にした多様な旅を求めているという。
10のトレンドには、幻想世界をテーマにした滞在が支持を集める「空想物語への没入ファンタジー旅」や、ロボット掃除機やロボットシェフの有無が宿泊先選びの決め手となる「ロボットとの次世代ステイ」が選ばれている。
また、旅を通じて同行者との相性を見極める「Turbulence Test(絆の真価を確かめる旅)」が広がるとしている。
自宅のキッチン棚に置くデザイン性の高い食品や雑貨を求める「Self-ie Souvenirs」、相乗りアプリやAIによるルート提案といったテクノロジーの活用で新たな形に進化するロードトリップ、占星術や月の満ち欠けを旅の判断材料とする「Destined-ations」など、生活様式やスピリチュアルな価値観と結びついたトレンドも見られる。