自治体DX推進協議会(GDX)は11月26日、11月19日に開いたオンラインセミナー「ふるさと納税、ポイント規制の今こそ、問われるものとは!?」が、参加者から多数の反響と再視聴の要望を得たことを受けて午前10時30分から再放映する。参加費は無料で、対象・定員は全国の自治体職員・GDX会員で先着300人。関心トップは「リピーター戦略(CRM)」で76.7%であることや、関係性重視(農耕型)へのシフトが鮮明になったことなどを解説する。
10月の「ポイント規制」施行を受けてGDXが実施した緊急調査(192自治体回答)では、9割超の自治体が「反動減」を報告するなど、市場の急激な冷え込みが鮮明になった。「お得さ」競争が終焉し、「狩猟型」から「農耕型」への戦略シフトが加速する中、自治体は具体的な打ち手を模索している。
11月19日に開催した同セミナーでは、調査データの詳細分析に加え、EC運営支援のオンサイト、特設サイト構築支援のプレイネクストラボが登壇。「現状分析」「即効性のあるポータル対策」「中長期的なリピーター戦略」を多角的に解説した。セミナーの参加者からは、第一部の調査報告について参加自治体の約9割が「参考になった」と回答するなど、高い満足度が示された。特に、客観的なデータに基づく市場分析と、具体的な施策提言について、好意的な感想が多数寄せられた。
■セミナー内容について
第一部:緊急調査結果(192自治体回答)の詳細分析レポート解説
登壇者:渡邊 研人(一般社団法人自治体DX推進協議会 事務局長)
データから読み解く市場の転換点と構造的課題、今後の展望について詳細に報告。
第二部:特別講演1.(オンサイト)
「ふるさと納税、ポイント規制の今こそ、『ECの運営力』が問われる。」
~ポイント還元終了後の今とるべきポータル対策を徹底解説~
登壇者:齋藤 紘太朗 氏(オンサイト株式会社 クライアントソリューション事業部 マネージャー)
年末までにマストで行うべき施策や、楽天・Amazonなど各ポータルの特性を活かした集客・販売促進手法、効果的な広告運用のノウハウなど、実践的な内容を解説。
第三部:特別講演2.(プレイネクストラボ)
「ふるさと納税、ポイント規制の今こそ、『ストーリー』が問われる。」
~「特設サイト」で生産者の想いを届け、リピーターを育てる自治体ブランディング~
登壇者:鈴木 勝 氏(プレイネクストラボ 執行役員 GovTech事業部 事業部長)
新時代に不可欠な「ストーリー」発信と、「特設サイト」を活用したリピーター育成の具体的手法について提言。