東京二期会オペラ劇場は、ヨハン・シュトラウスⅡ世の生誕200年を記念したオペレッタ「こうもり」を日生劇場で上演しており、29、30日の14時から残り2公演を開催する。
ウィーンの笑いと風刺を軽妙に描く名作が、きらびやかな舞踏会の場面とともに繰り広げられる。
ベルリン・コーミッシェ・オーパーと東京二期会が2017年、2021年と重ねてきた共同プロダクションの日本での最終上演。スタイリッシュな舞台美術と社会風刺を特徴とし、過去公演でも高い評価を得てきた演出家アンドレアス・ホモキによる舞台が、今回で見納めとなる。
指揮を務めるのは、札幌交響楽団首席指揮者であり、ドイツと日本にルーツを持つ俊英エリアス・グランディ。歌唱はドイツ語(日本語字幕あり)、台詞は日本語のハイブリッド形式で、日本の観客にも分かりやすい演出となっている。管弦楽は新日本フィルハーモニー交響楽団、合唱は二期会合唱団が務める。
会場は日生劇場。チケットはS席2万2000円、A席1万5000円、B席1万円、C席6000円、学生席3000円、U39席1万円(いずれも税込)。