全国の私鉄72社が加盟する日本民営鉄道協会(東京都千代田区)は12月9日、第19回「私とみんてつ」小学生新聞コンクールの受賞作品と受賞校を発表した。
新聞づくりを通じて子どもたちの鉄道への関心と理解を深めることを目的に実施しているもので、今回は全国から3,099作品の応募があった。
個人部門の最優秀作品賞(文部科学大臣賞)には、東京都台東区立根岸小学校5年の浅羽茉莉さんによる「知って!!乗って!!岳南電車イイトコしんぶん」が選ばれた。岳南電車(静岡県富士市)の魅力を取材やイラストを交えて丁寧にまとめた点が高く評価された。
学校部門の最優秀学校賞(国土交通大臣賞)は、奈良県の奈良市立六条小学校が受賞した。
このほか個人部門では、金賞、銀賞、審査員特別賞、バリアフリー賞などを含む計100作品が選ばれた。鉄道の歴史や仕組み、環境への取り組み、バリアフリーといった多様なテーマが取り上げられ、身近な鉄道を自分の視点で捉えた力作が並んだ。
学校部門では、最優秀学校賞を含め計41校が表彰され、各社沿線での学習成果が評価された学校には鉄道会社賞も贈られた。
上位入賞者を対象とした表彰式は、2026年1月10日に東京・大手町プレイスホール&カンファレンスで開かれる。