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国交省、「手づくり郷土賞」10件を認定

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国土交通省は12月16日、2025年度の「手づくり郷土賞(国土交通大臣表彰)」として、全国から応募のあった取り組みの中から10件を認定したと発表した。

地域住民や団体が主体となり、河川や道路、公園などの社会資本を活用・管理しながら、地域づくりや観光振興、防災、環境保全につなげている点が評価された。

今回の選考では、大賞部門5件、一般部門24件の計29件の応募があり、有識者による選定委員会の審議を経て、一般部門10件を認定した。大賞部門は該当なしだった。

認定案件は北海道から沖縄まで全国に広がり、河川再生や里山づくり、歴史的土木遺産の保存活用、インフラツーリズム、防災学習、地域イベントなど、多様な分野での実践が並ぶ。

北海道栗山町では、夕張川水系を舞台にホタルやサケが戻る川づくりを進め、童謡にちなんだプロジェクト名を用いるなど、参加意欲を高める工夫が評価された。

山形県米沢市では、明治期の土木遺産「萬世大路」を総合学習や観光に結び付け、保存と活用を両立させている。

栃木県さくら市・宇都宮市では、鬼怒川中流域で生物多様性の保全活動を継続し、環境教育や情報発信にも力を入れる。

このほか、荒川を「首都圏の里川」として再生を目指す取り組み、震災の記憶を防災学習につなげる新潟県長岡市の活動、岡山県の「備中とと道トレイル」による歴史街道の再発見、高知県日高村の放水路を活用したインフラツーリズム、岐阜県七宗町の橋梁を題材にしたインフラメンテナンス教育、沖縄県伊江村の野球場を核とした地域活性化などが認定された。

2026年3月1日に東京都千代田区の一橋講堂で受賞記念発表会を行う。

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