日本商工会議所と全国観光土産品連盟は12月16日、2025年度(第66回)「ニッポンおみやげアワード(全国推奨観光土産品審査会)」の受賞商品を発表した。
全国から応募のあった観光土産品の中から、菓子、食品、民工芸、グローバルの4部門で審査を行い、厚生労働、農林水産、経済産業、国土交通の各大臣賞と観光庁長官賞を含む計61商品を選定した。
アワードは1960年度に始まり、今回で66回目を迎えた。観光土産品の育成と発掘を目的に毎年実施しており、優れた商品を「全国推奨観光土産品」として推薦するとともに、特に評価の高い商品には各賞を授与している。
受賞商品は「NIPPON OMIYAGE AWARD」のロゴを使用できるほか、全国の信用金庫ネットワークやインバウンド向けサイトを活用した情報発信など、販路拡大や広報面での支援を受ける。
大臣賞では、菓子部門の厚生労働大臣賞に、瀬戸内産八朔を使った三層構造の和菓子「瀬戸内の八朔せとこまち」(広島県・にしき堂)が選ばれた。
食品部門の農林水産大臣賞には、愛知の郷土食を手軽に味わえる「あじわい鍋みそ煮込うどん」(愛知県・なごやきしめん亭)が受賞した。
民工芸部門の経済産業大臣賞は、温度で色が変わる仕掛けを施した「冷感北斎平盃3点セット」(岐阜県・丸モ高木陶器)が選定された。
グローバル部門の国土交通大臣賞には、京都の絹を使い職人が手染めした眼鏡拭き「おふき petit」(京都府・日根野勝治郎商店)が選ばれた。
全部門を対象とする観光庁長官賞には、ご当地マンホールをモチーフにした「マンホール煎餅 街しるべ」(新潟県・越乃雪本舗大和屋)が選定され、地域性と話題性を兼ね備えた商品として評価された。このほか、日本商工会議所会頭賞や各国大使館賞なども授与され、国内外の視点を取り入れた多彩な土産品が顔をそろえた。
今回の審査では、インバウンド需要を見据えた商品力に加え、食品表示や関連法令の遵守、ストーリー性や地域との結び付きも重視された。
また、日本の伝統的酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録されたことを受け、日本酒や焼酎、みりんを対象とした「伝統的酒づくり賞」を新設し、酒類分野の魅力発信も強化した。
2026年3月6日に東京で表彰式を行う。