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東京、世界都市ランキングでニューヨーク上回り初の2位

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森記念財団都市戦略研究所は、2008年から毎年公表している「世界の都市総合力ランキング2025(GPCI2025)」の結果を発表した。東京は前回の3位から順位を一つ上げ、ニューヨークを抜いて初めて2位に入った。

1位のロンドンとの差も過去最小となり、東京の都市競争力が国際的に一段と高く評価された。

GPCIは、世界の主要48都市を対象に、人や企業を引き付ける都市の「総合力」を評価する指標。経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野を軸に順位を算出している。東京は2016年から2024年まで9年連続で3位を維持してきたが、2025年調査で初めて2位に浮上した。

評価の背景には、ナイトライフの充実といった「文化・交流」、治安の良さや多様な飲食・小売店がそろう「住みやすさ」、清潔な都市空間や企業による環境配慮の取り組みなどがあるとされる。多面的な都市力が総合的に評価された形だ。

同時に公表された分野別ランキングでは、「金融」分野で東京は前回に続き3位を維持したほか、今回初めて実施された「スタートアップ」分野では9位に入った。金融市場の集積や新興企業の成長基盤が、今後の経済発展の可能性として注目されている。

森記念財団都市戦略研究所は、国内外の都市戦略研究を行うシンクタンク。GPCIはその中核的な研究成果として、国際的な都市間競争の動向を示す指標となっている。

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