SJOYは1月16~19日、羽田空港(東京国際空港)第3ターミナルで、衣類専用自動圧縮サービス「Pocket Tips(ポケットチップス)」の体験型実証実験を行う。日本空港ビルグループが推進する空港R&D拠点「terminal.0」の取り組みの一環として、全国の空港で段階的に実証実験を行い、本格導入を目指す。
実証実験は、洋服などの衣類を専用の自動圧縮機に入れることで、約1分で手のひらサイズまで圧縮できるサービスの実用性を検証するもの。開催期間中は、予約不要・無料で利用でき、空港利用者が実際の出発前に衣類圧縮を体験できる。
実施場所は羽田空港第3ターミナル3階出発ロビー、チェックインカウンター「N」前エリアのパッキング台横。1月16日は12時から15時まで、17日から19日は10時から15時まで実施される。開催場所は当日の運営状況により変更となる場合がある。
「Pocket Tips」は、衣類そのものを自動で圧縮する仕組みを採用しており、圧縮袋などの消耗品を必要としない点が特徴。衣類のサイズにもよるが、最大で約7分の1まで圧縮できるという。空港で着用後の衣類を圧縮することで、スーツケース内の整理やお土産購入時の収納スペース確保につながるとしている。
同社によると、本サービスはインバウンド需要の回復・拡大に伴い高まる「荷物の省スペース化」ニーズへの対応を目的として開発された。2024年に羽田空港第2ターミナルで実施した実証実験では100人以上が参加し、約9割が「利用したい」と回答。さらに2025年12月に那覇空港で実施した実証実験では、約96%が圧縮効果を実感したと回答し、1人あたりの平均利用回数も2回を超えるなど、継続利用を前提とした需要が確認された。
また、利用者アンケートでは約87%が「スーツケース内の収納スペースが20%以上増えた」と回答しており、国内旅客に加え訪日外国人からも高い評価を得たという。SJOYでは、衣類圧縮機の導入が旅客の利便性向上に加え、空港内で課題となっているスーツケースや衣類の不法投棄問題の抑制にも寄与するとしている。
今回の羽田空港第3ターミナルでの実証実験に向けては、多言語対応のタッチパネル操作や圧縮時間の短縮などの改良を実施する。同社は、空港に隣接するホテルや地方自治体、公共施設などへの展開も視野に入れ、衣類収納の効率化や旅客の移動ストレス軽減に貢献するサービスとしての実用化を進めていく話す。