JTBは1月16日から、食をテーマとした新規事業「Living Auberge(リビングオーベルジュ)」の一環として、観光地におけるポップアップ飲食店の実証実験を開始する。(写真は対岳館)
第一弾として、泊食分離の進展により「夕食難民」が地域課題となっている長野県白馬村で、宿泊事業者と連携した取り組みを4月4日まで実施する。
白馬村では、冬季に国内外から観光客が集中する一方、夕食を提供しない宿泊施設の増加により、飲食店の予約が特定の時間帯に集中し、観光客や地域住民の外食需要を十分に満たせない状況が続いている。通年営業の飲食店を新たに誘致しにくいスノーリゾート特有の事情も、課題を深刻化させている。
今回の実証実験では、Living Aubergeに参画する料理人が1~2週間単位で白馬村に滞在し、冬季シーズンを通じてポップアップレストランを運営する。
会場は八方地区のホテル対岳館。食材には白馬村から半径約100キロ圏内の地元産を中心に使用し、料理人ごとに異なるメニューを提供することで、地産地消とガストロノミーのモデル構築を目指す。
営業は原則として木曜日を定休日とし、事前予約制を基本とする。JTBは、今回の運営結果を踏まえてモデルを改善し、全国の観光地への展開も視野に入れるとしている。