文化庁は1月14日、食文化分野で優れた功績を挙げた個人を顕彰する新制度「食の至宝(Mastery Award in Gastronomy)」を創設すると発表した。2025年2月に取りまとめられた「食文化分野における新たな顕彰制度創設に向けた提言」を受け、有識者会議で検討を重ねてきた。
新制度は、食文化の分野において、顕著な功績を挙げた個人を文部科学大臣賞として顕彰する。日本の食文化の振興と奨励につなげることを目的とし、料理人や食品・飲料製造業の技術者らの社会的評価の向上や、後継者育成、業界全体の持続的な発展を促す狙いがある。
受賞対象は、食文化の各分野で当代一流とされる現役の技の保持者で、芸術的価値を表現し続けていることに加え、日本の食文化の価値向上に大きく貢献し、後進の模範となる社会的存在であることなどを要件とする。
選考は、文化庁長官が委嘱する推薦委員と選考委員によって行う。推薦委員が候補者を推薦し、選考委員会が受賞候補者を選定した上で、文部科学大臣が最終決定する。顕彰は年1回、毎年11月ごろに行う。受賞者には文部科学大臣賞状と副賞を授与し、「食の至宝」と称する。