【新年度へ寄稿者を募集中】 学び・つながる観光産業メディア

宿泊・移動・食・体験を一括手配、Japanticketが「デジタル・コンシェルジュ」提供開始

コメント

富裕層インバウンドの滞在価値を高度化

Japanticket(ジャパンチケットホールディングスグループ)は3月2日、インバウンド旅行者向けeチケット管理システムJapanTicketの新機能として、宿泊・移動・食・特別体験をワンストップで手配できるオンラインサービス「デジタル・コンシェルジュ」をリリースする。旅行者の多様化、とりわけ富裕層の“特別な体験”ニーズの高まりを背景に、宿泊施設の現場スタッフが接客に専念しながら、より高度なおもてなしを提供する。

同社は旅行業免許を保持しており、「デジタル・コンシェルジュ」を通じて旅行前(旅マエ)から要望を把握し、移動手段やアクティビティを適切に手配。プライベートジェットやヘリコプター、酒蔵見学といった特別リクエストにも柔軟に対応する。AIによるパーソナライズ提案と、人によるきめ細かな対応を組み合わせる点が特徴だ。

サービスの主な特長

  • 多言語対応:日本語・英語・中国語(今後は韓国語などへ拡大予定)
  • 手配領域の広さ:宿泊、モビリティ(ビジネスジェット、ヘリ、新幹線、ハイヤー等)、レストラン、体験を一括管理
  • 旅ナカ支援:チャットや通話による遠隔サポートで変更・追加にも即応
  • 法令順守の手配:旅行業法に準拠し、宿泊+移動の合法的な手配を実現
  • 対応履歴の可視化:ホテル側が手配内容を確認でき、次回接客に活用可能

第一弾はスモールラグジュアリーリゾート「ふふ」へ導入

サービス開始後の第一弾として、株式会社カトープレジャーグループ(KPG)が運営するスモールラグジュアリーリゾートブランドふふに多言語対応のデジタル・コンシェルジュを順次導入する。2025年開業の「ふふ 東京 銀座」をはじめ、全国で増加するインバウンドゲストへの対応力強化が狙いだ。

当初はふふ 東京 銀座とふふ 京都でトライアルを開始し、その後全国の「ふふ」ブランド10施設へ拡大予定。滞在前後のヘリコプターや新幹線、ハイヤー手配に加え、銀座の名店ディナー、河口湖でのプライベートカヌー体験など、地域の魅力を味わう高付加価値コンテンツを多言語で提供する。

24時間体制とLTV向上へ

KPG向けの運用は平日10時~19時のテスト運用から開始し、将来的には週末を含む24時間体制へ拡張予定。旅行後(旅アト)も個別案内を継続することで、長期的な関係構築とLTV(顧客生涯価値)の向上を目指す。

Japanticketは、世界主要OTAとの連携やシンガポール拠点のプレミアムツアー事業「JapanTicket PRESTIGE」を通じ、自治体・宿泊施設・交通事業者と協働した高付加価値体験の創出を進めてきた。今回の新サービスは、「人の温かさ」と「テクノロジー」を両立させる次世代ホスピタリティの実装例として、ラグジュアリー層向けインバウンド市場の高度化を後押ししそうだ。

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/