12年ごとに行われる秩父札所午歳(うまどし)総開帳が3月18日から11月30日まで行われるのに先立ち、日本百観音霊場が埼玉県秩父市の秩父神社に集まり、巡礼サミットを開催した。秩父34ケ所、西国33ケ所、坂東33ケ所、そしてはるばる台湾から33観音の創設者も参加、改めて友好協定に調印した。
33ケ札所は全国に200か所以上あるとされる中で、各札所の代表は巡礼より地方の文化や観光の発展に寄与したいと意気込みを述べた。台湾は第二次世界大戦前の日本統治下にあった時代にすでに33ケ寺が存在したが、その後衰退してしまったという。それを今回、復興しようという試みで、「台湾でも観音信仰が盛ん。日本の皆さんとともに、世界に向かって観音様の慈悲の心を広めていきたい」(田畑素子創設者)と挨拶した。
サミットでは、秩父札所連合会の柴原幸保会長(11番札所、常楽寺住職)は「巡礼文化は観光や産業も含め地域に貢献できる。来年以降も持続的に行っていきたい。今回の巡礼サミットは開催が目的でなく、巡礼文化が広まるきっかけとしたい」と述べた。
秩父札所は、秩父市など周辺の1市4町にまたがっている。1番四萬部寺(しまぶじ)から34番水潜寺まで約100キロの巡礼路。徒歩なら1週間、車だと3日から4日で巡ることができる。総開帳の期間中は、THE ALFEE×秩父札所コラボとして、全ての札所で“歌朱印”(写真)の授与やグッズ販売、秩父地域の約100店で使えるクーポンや景品が当たる開運スタンプラリーが催される。
