西武・プリンスホテルズワールドワイドは2026年度より、初任給の大幅引き上げと全社員平均5.3%の賃上げを実施する。あわせて年間休日数を120日に拡充するなど、報酬と福利厚生の両面から人財戦略を強化し、「最高のサービス・最高の処遇」の実現を目指す方針だ。
同社は「日本をオリジンとしたグローバルホテルチェーン」を掲げ、国内外での拠点拡大と運営ホテルの収益力向上を推進している。その成長基盤となる人財力の強化を目的に、賃金水準の引き上げと学習成果を処遇へ還元する仕組みづくりを進めてきた。2026年4月入社の初任給は、ベースアップと地域手当の引き上げ、さらに最大月額5万円の資格手当を加算した場合、総合職で最大33万3000円、高校卒で最大28万2000円となる。あわせて約6500人の全社員を対象に定期昇給とベースアップ、各種手当の引き上げを実施し、平均5.3%の賃上げを行う。
資格手当は語学資格や専門資格を対象に2025年度から導入しており、複数資格保有者には月額最大5万円を支給する。今後も対象資格を拡充し、専門性の高い人財育成を後押しする考えだ。また、若手社員を対象とした海外派遣プログラムを拡充するほか、総支配人候補を対象とする短期海外派遣も新設し、グローバル人財の育成を加速する。
福利厚生面では、2026年度からシティ・リゾートを問わず年間休日数を公休112日と特別休暇8日を合わせた120日に引き上げる。加えて新入社員の社員食堂利用1年間無料化や、年間4万円相当のポイントを付与するカフェテリアプラン、退職者の再雇用を可能とするカムバック制度なども展開している。エンゲージメント調査を踏まえた従業員寮やバックスペースの整備も順次進めている。
情報提供 トラベルビジョン(https://www.travelvision.jp/)