奈良国立博物館は7月18日、特別展「南都仏画―よみがえる奈良天平の美―」を同館で開く。会期は9月13日まで。ボストン美術館との共同企画で、構想約20年を経て実現した。(画像は釈迦霊鷲山説法図 法華堂根本曼陀羅 ボストン美術館所蔵 通期展示)
奈良で生まれた仏教絵画「南都仏画」は、奈良時代の天平絵画を源流とし、平安・鎌倉時代を通じて発展した日本仏教美術の重要分野。本展では、ボストン美術館所蔵の作品がまとまって里帰りするほか、奈良国立博物館や国内寺社の所蔵品をあわせて展示し、その歴史と魅力を体系的に紹介する。
展示は全8章構成で、法隆寺金堂壁画の模写や国宝「伝橘夫人念持仏厨子」など、南都仏画の原点に位置づけられる作品から、平安期の優美な仏画、鎌倉期の復古的作品までを網羅。奈良の名刹・内山永久寺ゆかりの作品群が一堂に会する点も見どころとなる。
また、国宝「十一面観音像」や各種曼荼羅、十六羅漢図などの名品も展示され、南都の絵仏師たちによる制作の系譜や技法をたどる内容となっている。
開館時間は午前9時30分から午後5時まで(入館は閉館30分前まで)。土曜日は午後7時まで延長する。休館日は月曜日(祝日など一部開館日あり)。観覧料は一般2200円、高大生1500円、中学生以下無料。