サンケイビルと長谷工不動産は4月21日、神奈川県箱根町強羅で進めるホテル開発について、ヒルトンとブランディングおよびマネジメント契約を締結した。ヒルトンにとって箱根エリアへの進出は初。ヒルトンのラグジュアリーブランド「LXRホテルズ&リゾーツ」として、2028年夏の開業を予定する。
同計画は、両社にとって初のホテル共同開発案件。世界18軒を展開するLXRブランドとしては、日本では2021年開業の「ROKU KYOTO」に続く2施設目となる。地域の文化や自然に根差した体験を重視するコレクション型ブランドで、箱根の温泉や自然資源と融合した滞在価値の創出が見込まれる。
立地は、紅葉の名所として知られる「紅葉谷」に面する強羅エリア。周辺には彫刻の森美術館や箱根美術館、強羅公園などが集積し、観光拠点としてのポテンシャルが高い。箱根登山ケーブルカー「公園上」駅から徒歩約3分とアクセスにも優れる。
客室は全94室で、すべて50平方メートル以上の広さを確保し、露天風呂付きのラグジュアリー仕様とする。一部にはドッグフレンドリールームも設け、多様な滞在ニーズに対応する。館内にはレストラン、ラウンジ、大浴場、スパ、フィットネスを備え、滞在型リゾートとしての機能を強化する。
ヒルトン日本・韓国・ミクロネシア地区代表のジョセフ・カイララ氏は「人気の高い温泉リゾートである箱根でLXRブランドを展開できることを嬉しく思う。地域に根差した体験とパーソナライズされたサービスを通じて、上質な滞在を提供する」とコメントした。
同計画は2025年5月に着工し、2027年11月末に竣工予定。訪日客の高付加価値志向が高まる中、箱根におけるラグジュアリー宿泊市場の拡充と、エリア全体の国際競争力向上への寄与が期待される。