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「名探偵コナン」初コラボで周遊促進 小田原・箱根・湯河原で広域CP

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神奈川県小田原市は4月7日、人気漫画「名探偵コナン」との初のコラボレーションによる周遊キャンペーンを、小田原市・箱根町・湯河原町の3市町で始めた。劇場版最新作の公開にあわせた取り組みで、エリア一体での観光動線の創出と消費拡大を狙う。8月31日まで。

公民連携で実現、広域周遊のモデルに

同キャンペーンは、原作出版社である小学館からの提案を契機に、3市町と民間事業者が連携して実現した公民連携事業。人気コンテンツの訴求力を活用し、単一地域にとどまらない広域周遊を促進することで、滞在時間の延長と観光消費の拡大を図る。

小田原・箱根・湯河原という近接エリアを横断的に巡る仕組みは、観光の「点」から「面」への展開を意識した施策として注目される。

スタンプを重ねて完成する“体験型観光”

キャンペーンの中核となるのが、「重ねるスタンプ」企画だ。3市町の計6施設に設置された6色のスタンプを1枚の台紙に重ねることで、コナンと地域の魅力を描いた1枚のイラストが完成する仕組みとなっている。

さらに、スタンプ台紙を提示することで、小田原城天守閣やNINJA館、SAMURAI館などの入館料が10%割引になる特典も用意されており、周遊と消費を連動させた設計となっている。実施期間は4月7日から8月31日まで、参加費は無料。

小田原駅周辺を“コナン一色”に演出

あわせて、小田原駅構内や地下街「ハルネ小田原」では、横断幕や床ラッピング、記念撮影コーナーなどを設置し、エリア全体を作品の世界観で演出する取り組みも展開している。

駅動線を活用した装飾により、来訪者の回遊を自然に促す仕掛けとなっており、観光導線の入口としての役割を強化している。

コンテンツ起点で観光消費の最大化へ

今回の取り組みは、IP(知的財産)を活用した観光誘客施策として、広域連携と体験設計を組み合わせた点が特徴だ。単なるイベントにとどまらず、複数地域を結ぶ観光モデルとして、今後の展開にも示唆を与える。

小田原市は、同キャンペーンを通じて地域全体の観光振興と活性化につなげていく考えだ。

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