アドベンチャーワールドは6月11日、3月23日に誕生したシロオリックスの赤ちゃん「ホープ」を、サファリワールドの運動場でデビューさせる。ホープは、国内最高齢となる15歳で初産に挑んだ母親から誕生したオスのシロオリックス。出生時には一時無呼吸状態となったが、飼育スタッフと獣医師による懸命な蘇生措置により回復。その後は順調に成長を続けてきた。
一時無呼吸状態から回復
アドベンチャーワールドによると、出産は母子ともに命がけの険しい道のりだったという。「ホープ」は誕生直後、一時呼吸が確認できない状態となったが、担当スタッフと獣医師による蘇生措置により力強い産声を上げた。その後は体調も安定し、現在まで順調に成長している。
これまではキリン寝室前の小運動場で適応練習を実施。現在では、キリンやエランドなど他の草食動物との同居にも慣れ、落ち着いて過ごしているという。6月11日からは、サファリワールド・サバンナエリアで草食動物たちの群れに加わる。
“絶滅危惧種”保全にもつながる飼育
シロオリックスは、かつてサハラ砂漠やサヘル地帯に生息していたウシ科動物。しかし、20世紀後半以降、乱獲や環境変化により野生下個体群は消失した。
近年では、飼育下個体を活用した野生復帰プロジェクトが、チャドやチュニジア、モロッコなどで進められている。長く後方へ湾曲する角が特徴で、オリックス類の中でも特徴的な姿を持つ。食物から水分を得ることで、長時間水を飲まずに生息できるなど、乾燥地適応能力にも優れている。
午前10時30分から公開
「ホープ」の公開概要は以下の通り。
- 公開開始日:2026年6月11日(木)
- 公開時間:午前10時30分〜午後3時30分
- 場所:サファリワールド サバンナエリア
※天候や動物の体調により内容変更・中止の場合あり。
アドベンチャーワールドは、「新たな一歩を踏み出す“ホープ”を温かく見守ってほしい」と話す。