日本人になじみの深いシルクロード。その起点となる中国陝西(せんせい)省の陝西文化観光祭が9月1日まで、東京都・虎ノ門の中国文化センターで開催されている。30日は陝西文化と観光展覧会の開会のテープカットが行われ、優雅な唐風の舞踊などが披露された
省都西安は遣隋使、遣唐使が学んだ都
陝西省の省都西安は、秦始皇帝を守るため地下の巨大空間に陶製の兵士と軍馬が埋められていた兵馬俑や、唐代に玄宗皇帝が楊貴妃のために造った離宮である華清池など、見所が多数ある中国有数の観光名所。
また、日本との関わりでは遣隋使、遣唐使として多数の日本人らが命の危険を冒して隋、唐にわたり仏教や文化を学び、日本へ伝えた都である。
シルクロードの起点として、東西の文化が交差した地域だけに、様々なグルメを味わうことができる。会場では平たい麺を唐辛子であえたびゃんびゃん麺も振る舞われた。
今回の観光展覧会では、そうした陝西省の文化や自然、暮らしぶりなどをパネルで展示している。