学び・つながる観光産業メディア

NOTA、安藤忠雄やヘルツォーク&ド・ムーロンとNOT A HOTELの新プロジェクトを発表

コメント

NOTAは10月5日、世界的建築家の安藤忠雄氏と、スイス・バーゼルを拠点とする建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロン(HdM)が手がけるNOT A HOTELの新プロジェクトを発表した。あわせて、フランス建築界の巨匠ジャン・ヌーヴェル氏が率いるAteliers Jean Nouvelが手がける「NOT A HOTEL YAKUSHIMA」の最新ビジュアルも公開した。

安藤忠雄氏が近畿の海沿いにヴィラを設計

安藤忠雄氏率いる安藤忠雄建築研究所が設計を担当するのは、近畿地方の海沿いに誕生する、円形屋根と有機的な形状の水盤が特徴的なヴィラだ。生涯を通して追求してきたコンクリートを用いた表現は、直線と曲線が幾重にも組み合わされ、幾何学的な景色を作り出す。斜面に張り付くように5棟のヴィラが並び、地形に応じて少しずつレベルを変えながら森と海の風景に溶け込む。

安藤氏はコンセプトとして「目指したのは、海を眺めるための建築ではない。海とともに生きる、精神の豊かさが息づく場所だ」と語る。そのうえで「美しく、そして激しい、半島の風景。その力に負けない建築を、どうつくるか。何とも難しい。けれど、心高ぶる挑戦だ」とコメントした。

ヘルツォーク&ド・ムーロンは沖縄で崖に張り出すヴィラ

ヘルツォーク&ド・ムーロンが沖縄を舞台にデザインするのは、ランドスケープそのものを強調する1棟のヴィラだ。崖から海へ向かって張り出す印象的な2枚の水平スラブが、水平線に対する眺望を最大限に引き出すとともに、シンプルでありながら力強い佇まいを生む。3枚目のスラブにはインフィニティプールが設けられ、テラスとしても機能する。

同プロジェクトは、沖縄での豊富な開発実績と土地勘を持つASAKAとの共同開発となる。ASAKAの地域に寄り添った場づくりのノウハウが加わることで、沖縄の自然や地域性を深く活かした滞在の場を創出する。創設パートナーのジャック・ヘルツォーク氏は「この建築が立つ敷地は、信じられないほど壮観であると同時に、繊細で傷つきやすい自然の一部でもある。私たちの建築には、その自然に対する敬意と、そこから受ける高揚の両方が反映されている」とコメントした。

屋久島はジャン・ヌーヴェル氏が「光の魔術師」の空間表現

すでに発表済みのジャン・ヌーヴェル氏が手がける「NOT A HOTEL YAKUSHIMA」については、新たに最新ビジュアルを公開した。豊かな生態系と太古の自然が息づく屋久島を舞台に、「光の魔術師」とも称されるヌーヴェル氏ならではの詩的な空間表現が、より具体的な姿として描き出されている。

大地から隆起するように岩とガラスで構成された建築が、雨の影や水の響き、森の気配を映し出し、雨の恵みに包まれる屋久島で過ごす幻想的なひとときを予感させる。ヌーヴェル氏はコンセプトで「ガラスのように最もシンプルな素材が選ばれるのは、雨への感覚を研ぎ澄ますため。水の透明性や、その向こうに広がる空を映し出すためだ」と語っている。

NOTAは「Think beyond.――あたりまえの、その先へ。」を掲げ、ホテル・住宅・移動・街づくりに新しい選択肢をつくる企業だ。NOT A HOTELを起点に事業を広げ、土地に眠る魅力を引き出して世界中の人が訪れたくなる新たな目的地へと育てることを目指している。各プロジェクトの詳細は今後、順次発表される。

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/