学び・つながる観光産業メディア

Sceyeは、地上からHAPSを追跡してレーザー測距を行う世界初の実証実験において、ソフトバンクを支援

コメント

ソフトバンクと研究チームは、Sceyeの成層圏プラットフォームをリアルタイムで追跡し、反射したレーザー光を継続的に受信することで、地上、成層圏、宇宙間の将来の光無線通信(FSO)の実現に向けた取り組みを推進

ニューメキシコ州モリアーティ, 2026年10月7日 /PRNewswire/ -- 成層圏インフラ向け高高度プラットフォームシステム(HAPS)を開発する米国の航空宇宙・材料科学企業であるSceyeは、世界初となる成層圏レーザー追跡実証実験に協力し、成功したことを発表しました。この実証実験は、Sceyeの歴史的な1か月にわたるST1フライト の一環として、ソフトバンク株式会社(東京証券取引所:9434、以下「ソフトバンク」)が国立大学法人一橋大学(以下「一橋大学」)および大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所(以下「国立極地研究所」)と共同で実施したものであり、Sceyeは自社のHAPSプラットフォームを活用してこの実証実験を支援しました。本研究の目的は、Sceye HAPSに光無線通信機器をどのように設置すべきかを検討するとともに、将来的な衛星、HAPS、および地上間の光無線通信の実現に向けたデータを収集することにありました。

Tracking Sceye’s ST1 HAPS
Tracking Sceye’s ST1 HAPS

国立極地研究所は、HAPSに搭載するためのコーナーキューブ反射鏡(CCR)を設計し、ソフトバンクは、このCCRを組み込んだ反射装置を開発しました。Sceyeは、日本上空での初のHAPS飛行において、CCRを設置・搭載しました。地上の設備については、一橋大学が設計した小型の衛星レーザー測距装置「Omni-SLR」を基に、HAPSを追跡可能なコンパクトで携帯型のレーザー測距システムを構築しました。

SceyeのHAPSに搭載されたコーナーキューブ反射鏡と、地上に設置されたコンパクトで持ち運び可能なレーザー測距装置を用いて、ソフトバンクと研究チームは成層圏で運用中のHAPSに向けてレーザーパルスを送信しました。このシステムは、SceyeのHAPSのリアルタイム追跡に成功し、地上へ反射して戻ってくるレーザー信号を継続的に受信しました。

「この実証実験は、成層圏に信頼性の高いインフラ層を構築することで、どのようなことが可能になるかを示しています」と、Sceyeの創業者兼CEOであるMikkel Vestergaard Frandsenは述べています。「1回のミッションにおいて、当社の初のサービス試験飛行では、デバイスへの直接接続、エッジコンピューティング、ドローンとの通信に加え、今回、世界初となるレーザー測距の実証も行われました。地上、成層圏、宇宙を光無線通信でつなぐ技術は、世界中で情報が安全にやり取りされる仕組みを根本的に変える可能性があり、Sceyeは、その未来を実現する一助となるプラットフォームを提供できることを誇りに思います。」

指向性の高いレーザービームを用いて、移動中のHAPSを捕捉・追跡する能力は、将来の光無線通信に向けた重要な一歩です。地上から成層圏までの大気中を光が通過する際の減衰を含む取得データは、SceyeのHAPSに導入・運用される光無線通信技術の運用要件を定義するうえで役立つでしょう。

光無線通信は、衛星、HAPS、および地上インフラを接続する、高速・大容量の非地上ネットワークに向けた次世代技術として台頭しつつあります。その用途としては、地球観測データの迅速な伝送、通信インフラが整備されていない地域での通信環境の確保、災害後の通信復旧、および低遅延の大陸間ネットワーク接続などが挙げられます。

「高指向性のレーザーを使って地上からHAPSを追跡するのは、大気ゆらぎの影響で光路が安定しない中で、10マイル離れた場所にある動くコインの中心にレーザーポインターの光線を常に当て続けるようなものです」と、Sceyeの最高技術責任者(CTO)であるJohnny Truongは述べています。「このシステムは、プラットフォームの位置を特定し、各レーザーパルスをその位置に向けて正確に送信するとともに、HAPSが成層圏を移動する間、地上の同じ地点で反射信号を継続的に受信しなければなりませんでした。これを成功させることは、地上、成層圏、宇宙を結ぶ将来の光無線通信を構築するために必要な精度を実証するものです。」

この実証実験は、Sceyeが最近実施したST1フライトの一環として行われました。同フライトは8月9日にニューメキシコ州から打ち上げられ、成層圏を往復して日本まで約30,000 kmを飛行しました。この任務は30日間続き、そのうち7日以上は日本の管轄内に滞空しました。日本国内において、Sceyeとソフトバンクは、ソフトバンクのコアネットワークを介して、改造されていない端末への直接接続が可能であることを実証しました。これには、テキストメッセージ、音声通話、インターネット接続、動画ストリーミングなどが含まれます。また、試験には、緊急通信、HAPSを活用したドローンとの通信、およびプラットフォーム上で直接行われるエッジコンピューティングも含まれています。

Sceyeについて

2014年に設立されたSceye (「スカイ」と発音)は、人々をつなぎ、地球を守るための成層圏インフラの整備に注力する航空宇宙企業です。Sceyeは高高度プラットフォーム・システム( HAPS)業界をリードし、普遍的な接続性の提供、気候変動の監視、自然資源の管理、防災に注力しています。

press@sceye.com

Transmitting laser pulses from the ground
Transmitting laser pulses from the ground

Sceyeは、地上からHAPSを追跡してレーザー測距を行う世界初の実証実験において、ソフトバンクを支援

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/