日本政府観光局は、アメリカの人気旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」が10月3日に発表した読者投票による「世界で最も魅力的な国」で、日本が第一位に選ばれたと発表した。昨年の2位から順位を上げた。
52万人以上の読者が世界各地で再訪したい国や都市、島、リゾートなど11の分野で投票した。
人気上位10カ国は日本、イタリア、ギリシャ、アイルランド、ニュージーランド、スペイン、ポルトガル、イスラエル、ノルウェー、スイスの順だった。
大都市部門でも東京が1位のシンガポールに次いで2位に入った。そのほかの上位10都市はソウル、ケープタウン、シドニー、コペンハーゲン、オスロ、バンクーバー、メルボルン、エジンバラの順だった。
投票結果を受け訪日旅行の促進に取り組む日本政府観光局(JNTO)の蒲生篤実理事長は、「2023年の米国からの訪日旅行者数は、今年1月から8月までで過去最高の130・9万人と非常に好調に推移しています。2024年は日米観光交流年と定められたところであり、JNTO ではこうした好機を生かしながら、引き続き訪日観光の魅力の発信・提供に積極的に取り組んでいきます」とコメントした。
JNTOによると、「コンデナスト・トラベラー」は高所得者層を中心とした読者を持つ米国大手旅行雑誌の1つで、「トラベル・アンド・レジャー」や「ナショナル・ジオグラフィック」と並ぶ人気旅行雑誌。読者は約320万人。