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- 臨床的な意思決定とパンデミック対策を強化するリアルタイム解析
- シカゴで開催される ADLM 2025 にてグローバルに発表し、事業提携をスタート
- AI とシンドロミック PCR による早期発見と予測的洞察を実現
ソウル(韓国)、2025年7月7日 /PRNewswire/ -- 分子診断(MDx)ソリューションのグローバルリーダーであるシージェンは本日、感染症解析の次世代プラットフォーム「STAgora™」を発表しました。リアルタイムの感染症インテリジェンスシステムとして設計されたこのプラットフォームは、診断データと高度な統計モデリングを融合し、アウトブレイクを検出、追跡、対応する方法を国際的に再定義することを目指しています。
STAgora™は、実際の診断検査結果に基づき、市町村はもとより、国、大陸レベルでの感染症傾向をリアルタイムでグローバルに可視化します。迅速で構造化された診断レポートと統計分析を、明確かつ実用的なフォーマットで医療従事者に提供するプラットフォームとなっており、これらはカスタマイズ可能なダッシュボードとリアルタイムのアラート機能によってサポートされています。
個別の症例追跡に加えて、ユーザーはSTAgora™を駆使することで、ローカルおよびグローバルに選択された地域全体のアウトブレイク監視も可能となります。この機能は、疾病の拡散をリアルタイムで可視化し、状況認識を高めることで、データ駆動型の公衆衛生対応をタイムリーにサポートしてくれます。本プラットフォームは、国家や世界の保健当局に対してリアルタイムの疫学的洞察を提供することで、意思決定を強化し、大規模な感染症アウトブレイクを緩和するための効果的な戦略策定に貢献することが期待されています。
40以上の統計ツールを内蔵したSTAgora™は、異常な病原体パターンの早期検出を実現し、季節的傾向や新たなアウトブレイクの予測モデリングをサポートします。これらのツールには、個別の感染症追跡、症状ベースの重複感染の分析、およびリアルタイムの感染率トレンドの計算といったモジュールが含まれており、協働して静的データを予測的なインテリジェンスに変換し、積極的な介入へと導いてくれます。
レトロスペクティブなデータに依存する従来のアウトブレイク監視システムとは異なり、STAgora™はPCRの診断結果をリアルタイムで分析します。すなわち、病原体の拡散を即座に可視化し、AIベースのアルゴリズムにより、将来的に発生する恐れのあるアウトブレイクを予測することができるのです。
「STAgora™がこれまでのシステムと決定的に異なるのは、世界中のリアルタイム診断データを統合分析プラットフォームに集約する独自のアーキテクチャです」シージェンで戦略プラニング長を務めるベク・ヨンセク氏はこのように話します。
STAgora™は、シージェン独自のシンドロミック定量PCRテクノロジーと組み合わせることで、単一病原体感染と複数病原体の同時併発感染の両方に対して、その可視性を拡大します。この包括的な診断的洞察により、臨床医は診療時点において、より迅速かつ十分な情報に基づいた判断を下せるようになるのです。
「COVID-19のパンデミックの際、診断データの正確かつタイムリーな解釈が、公衆衛生政策と臨床結果を形成する上でいかに重要であるかを、私たちは身をもって学びました」シージェンのエグゼクティブVPであり、グローバルセールスチーフおよびマーケティングオフィサーを務めるダニエル・シン氏はこのように話しています。「抗菌薬耐性、ウイルス変異、重複感染など、ますます複雑化する脅威に立ち向かわなければならない今の時代、診断データから実用的な洞察を得る能力は、臨床イノベーションの礎石となり、グローバルヘルス・セキュリティにおける重要な柱となりつつあります」。
シージェンは、7月27日から31日まで米国・シカゴで開催される2025年診断検査医学協会(ADLM)年次総会でSTAgora™を正式に発表する予定です。当該イベントでは、シージェンの完全自動化無人PCRシステムであるCURECA™との統合を含む、プラットフォームの主要機能が紹介されます。ADLM2025はまた、シージェンがヘルスケアのリーダーや顧客とのグローバルな協力関係やパートナーシップを模索するための出発点でもあります。
STAgora™のローンチにより、シージェンは、よりスマートかつ迅速、よりグローバルに繋がった健康防御システムの基盤構築を目指しています。STAgora™は、リアルタイム分子診断、AI主導の分析、グローバルなデータ統合を組み合わせることで、新たな脅威にプロアクティブに対応できるインテリジェントな公衆衛生インフラの構築に向けた戦略的な一歩となることでしょう シージェンは、このプラットフォームが世界的な感染症対策の枠組みの中核となることを想定しており、これをもって、診断に関する洞察力と対策の強化に向けた新たな一歩を踏み出します。
シージェンについて
シージェンは、マルチプレックスPCR技術に関する研究開発、製造および運営に20年の経験を有しています。特にCOVID-19パンデミックの際は、独自のノウハウを活かして、世界100カ国以上に3億4,000万件以上のCOVID-19検査を提供しました。シージェンの症候群性リアルタイムPCR技術は、類似した症状を引き起こす14の病原体を1本のチューブで同時に検査し、定量的な情報を引き出すことを特長としています。
CURECA™ について
CURECA™(Continuous, Unlimited, Random-access, Expandable, and Customizable Automation/ 継続的、無制限、ランダムアクセス、拡張可能、カスタマイズ可能オートメーション)は、完全自動化済みのモジュール式PCRシステムで あり、手作業プロセスを排除し、継続的なリアルタイム検査を実現します。CURECA™は、人力に頼ることなく24時間連続で稼働するようデザインされた統合プラットフォームです。その中核を成すCPSはCURECA™の第一プロセスであり、血液、便、喀痰、尿などあらゆるタイプの検体に対応可能な世界初の自動前処理システムです。CURECAは、集中型ラボと分散型ラボの両方をサポートする設計となっており、拡張性を備えた自動化とフレキシブルな導入が可能となっています。
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