京都府亀岡市は、市制施行70周年を記念する事業の一環として、京都府立医科大学が所蔵する丹波亀山城天守の「鯱瓦(しゃちほこがわら)」を無償で譲り受け、亀岡市文化資料館にて収蔵・展示する。鯱瓦の寄贈を記念する式典を8月4日の午前11時から、亀岡市文化資料館で実施。8月5日からは、第41回特別展「丹波亀山城-失われた城の姿と城下町-」で寄贈された鯱瓦を公開する。歴史と文化の継承に努め、地域活性化に貢献する。

現在、丹波亀山城はその姿を見ることはできない。亀岡市では、市が制作した鯱瓦のレプリカ2体が丹波亀山城の堀にあたる、南郷公園に設置されているが、亀岡市に寄贈される鯱瓦は、実際に天守の屋根を飾っていた現存する貴重な資料となる 。
鯱瓦の亀岡市への寄贈は、市制施行70周年という節目を記念し、失われた丹波亀山城の歴史と文化を未来へ継承していくことが目的 。寄贈された鯱瓦は、8月5日から9月7日まで開催される特別展「丹波亀山城-失われた城の姿と城下町-」で一般公開される 。特別展終了後も、文化資料館の常設展として展示し、亀岡の歴史を語り継ぐシンボルとする。また、亀岡ロータリークラブからは後日、鯱瓦の解説版を寄贈してもらう予定。
特別展開催概要
展示会名:亀岡市文化資料館 第41回特別展「丹波亀山城-失われた城の姿と城下町-」
期間:令和7年8月5日~9月7日
開館時間:午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
休館日:月曜日
会場:亀岡市文化資料館 展示室I・II(〒621-0815 京都府亀岡市古世町中内坪1番)
入館料:一般400円、小中学生200円(団体割引あり)
主催:亀岡市文化資料館
ホームページ:https://museums.city.kameoka.kyoto.jp/exhibition/8qut1iliu3/