ANAとJALは8月1日、お盆期間(8月8日〜17日)の航空予約状況を発表した。両社とも国際線は前年を上回る伸びを示している。
ANAの国内線は、提供座席数に対し予約数は149万7395人で前年比102.5%と増加。予約率は85.4%(前年比+3.8ポイント)となった。ピーチ・アビエーションを含めた予約数は167万7828人で、前年から1.2%増。
方面別では沖縄が予約率89%、北海道が88%と高水準で、大阪・関西万博が開催中の関西方面も予約数が前年比109%と好調だった。ピーク日は下りが8月12日、上りが14日と見込まれている。
JALグループの国内線は、提供座席数に対する予約数は104万2929人で前年比98.5%にとどまった。予約率は77.7%(前年比-0.4ポイント)と微減。中国・四国・九州・沖縄方面では前年を上回る予約となっているが。下りのピークは8月9日、上りは16日から17日とされる。
国際線では両社ともに力強い回復が見られた。ANAは提供座席数29万8940席(前年比105.6%)に対し、予約数は24万7764人(前年比110.5%)で、予約率は82.9%(前年比+3.7ポイント)と好調。ピーチとAirJapanを含めた予約数は33万7583人(前年比109.2%)に達した。
特に日本発は約12.3万人で前年比18%増。ハワイ線では過去最多の2.3万人の予約が入り、欧州線・アジア線も堅調。羽田発のミラノ、ストックホルム、イスタンブール線もいずれも予約率80%台となった。日本発のピークは8月9日、海外発は16日となっている。
JALの国際線は、提供座席数26万1570席(前年比105.7%)に対し、予約数は21万7738人(前年比103.5%)、予約率は83.2%(前年比-1.8ポイント)。北米、欧州、東南アジア、ハワイ、グアム路線で前年を上回る予約が入っており、日本発のピークは8月8日~10日、日本到着は8月16日と想定されている。