北海道の公式観光情報サイト「HOKKAIDO LOVE!」は、道内各地のひまわり畑を特集している。ビタミンカラーの黄色い花が一面に咲き誇るひまわり畑は、北海道の短い夏を象徴する風景のひとつだ。
特集記事の公開は2024年夏だが、今年も変わりなくひまわり前線は上陸している。北海道では、ひまわりの見頃は例年7月下旬から8月下旬にかけてだが、エリアによっては10月頃まで楽しめる。
なかでも道央エリアの「北竜町ひまわりの里」は、東京ドーム約5個分にあたる広大な敷地に200万本のひまわりが咲く日本最大級のひまわり畑。ジャンボひまわり迷路や展望台、世界のひまわりを集めたコーナーなど見どころも豊富で、20万人以上の観光客が訪れる人気スポットとなっている。園内では、ひまわりの種を使った「ひまわりソフトクリーム」も楽しめる。
そのほか、砂川市の那須ファームでは約20万本のひまわりが咲き、自由に摘み取って持ち帰ることができる。千歳市の小川農場では約4万本のひまわりが巨大迷路として楽しめるほか、いちご狩りやスイーツも充実している。
道北エリアでは、名寄市のサンピラーパークにある「ひまわりの丘」が見どころ。小高い丘から眺める壮大なひまわり畑と市街地の景観が魅力で、8月上旬には「なよろひまわりまつり」も開かれる。天文台や大型遊具もあり、家族連れでにぎわう。
美瑛町の「ぜるぶの丘」では、ひまわりのほかラベンダーやポピーなど多彩な花が咲き、雄大な十勝岳連峰とともに花景色を楽しめる。上富良野町の「フラワーランドかみふらの」も富良野最大級の花畑で、斜面に広がる満開のひまわりが圧巻の眺めを生み出す。園内を巡るトラクターバスも人気だ。
道南エリアでは、八雲町山越地区が注目されている。町の花であるひまわりが広がる畑では、開花時期がずれているため長期間楽しめるのが特徴。近隣の噴火湾パノラマパークでは、季節の花々とともに湾の絶景を一望できる。
道東エリアの大空町には、朝日ヶ丘公園、トマップ川公園、女満別空港周辺と3つのひまわり畑が点在。特に空港近くの畑では、離着陸する飛行機とひまわりを同時に楽しめるフォトスポットとして人気が高い。7月中旬から10月下旬まで、秋の空に咲くひまわりも楽しめる貴重な地域となっている。
広大な北海道で、お気に入りのひまわり畑をつくってはどうだろう。