【New!トップページ新着コメント欄追加】 学び・つながる観光産業メディア

観光庁の6月宿泊統計、延べ宿泊者数は前年割れ、外国人も微減に

コメント

観光庁が7月31日に発表した「宿泊旅行統計調査(5月第2次速報・6月第1次速報)」によると、6月の延べ宿泊者数は前年同月比2.8%減の4,921万人泊となり、3月以来3カ月ぶりに前年を下回った。

内訳は日本人が3,597万人泊(同3.4%減)、外国人が1,324万人泊(同1.3%減)で、外国人の宿泊も微減に転じた。

5月の宿泊者数は前年同月比2.3%増の5,564万人泊で、全体としては引き続き高水準を維持。特に外国人宿泊者は1,586万人泊と前年同月比16.7%増加し、全体の28.5%を占めた。日本人宿泊者は3,978万人泊で、同2.4%減とやや落ち込んだ。

都道府県別にみると、5月の宿泊者数の伸び率が最も高かったのは三重県で前年同月比22.1%増。続いて青森県13.0%増、奈良県15.7%増、宮崎県13.3%増など地方部での伸びが目立った。一方、東京都は9,286千人泊と全国最多を記録しつつも、前年同月比では1.9%の増加にとどまった。

外国人宿泊者の出身地別では、中国が2,442,710人泊(前年同月比32.0%増)で首位。以下、米国1,710,310人泊(同27.9%増)、台湾1,506,740人泊(同9.3%増)、韓国1,496,840人泊(同1.1%増)、オーストラリア561,340人泊(同18.2%増)と続いた。そのほか、ロシア(101,790人泊、同127.5%増)、インド(202,610人泊、同70.6%増)、スペイン(178,240人泊、同58.1%増)などの伸びも顕著だった。

インバウンドの地域分散や地方誘客が課題となるなか、外国人宿泊者数の地域構成比では、三大都市圏(東京・大阪・名古屋)が、引き続き全体の70%を占めている。

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/