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東武ホテル、放置竹林から純国産メンマを商品化

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東武鉄道グループの東武ホテルマネジメント(東京都墨田区)は、鬼怒川・成田両地区の竹林を活用した「純国産メンマ」を発売した。国産メンマは国内流通量の1%未満とされており、希少な純国産品だという。

今回の商品は、ホテルスタッフ自らが竹の伐採からタケノコの収穫、加工、味付け、パッケージまでを手作業で行った。味は「醤油風味」と「四川山椒風味」の2種類で、いずれも税込648円(80g)。東武ホテルレバント東京2階の中国料理「竹園」で販売する。

純国産メンマの取り組みは、放置竹林の有効活用と観光地の景観保全を目的にスタートした。発端は2016年、蒸気機関車「SL大樹」の復活運転に伴う沿線整備で、当時東武鉄道に在籍していた同社の三輪裕章社長が鬼怒川地区の竹林問題に着目したのがきっかけ。伐採による景観改善を進める中で、自然に育つタケノコの利活用に可能性を見出し、プロジェクトを本格化させた。

収穫から調理まで自社で

2024年にはホテルとしての初の商品化に成功し、今年は約1200kgのタケノコを収穫。約2カ月かけた塩漬けや長時間の茹で、丁寧な味付けなど、全工程を自社スタッフが担った。

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