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東京山側DMC、八王子に探究型自然体験スクールを開校 講師と保護者会員も募集

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株式会社東京山側DMCは、2025年10月に東京都八王子市を中心とした東京山側エリアで、探究型自然体験学習スクール「Hachioji Field Quest Academy」を開校する。これに伴い、同社はスクールで活動する講師と、地域や家庭と共に子どもの学びを支える「保護者会会員」の募集を開始した。同社が持つ地域資源に関する実践知を教育分野で活用し、新たな関係人口の創出を目指す試みである。

■東京の自然を舞台にした「学びの冒険」

「Hachioji Field Quest Academy」は、都市部の子どもたちが自然や文化、地域を舞台に主体的に学ぶことを目的としたスクールである。八王子を中心とする東京山側地域の森林、渓谷、里山、集落など多様なフィールドを教室とし、年間を通じて探究型の自然体験学習を提供する。

スクールが展開する主なプログラムは以下の通りである。

  • 自然科学探究: 森林・渓谷・里山でのフィールドワークと観察学習
  • 文化・生活技術体験: 地域の歴史・文化・伝承技術に触れるワークショップ
  • 課題解決型アドベンチャー: 仲間と協力しながら課題を解く実践型プログラム

「フィールドクエスト」という名称には、子どもたちが探検者(クエスター)として現場での発見を重ね、自らの答えを導き出す「学びの冒険」への期待が込められている。

■「創る側」になる保護者会、地域連携の新モデルへ

本事業の特筆すべき点は、単なる生徒募集にとどまらず、スクール運営に深く関わる「保護者会会員」を同時に募集していることである。

この保護者会は、一般的な学校行事の手伝いとは一線を画す。家庭・地域・スクールが三位一体となり、子どもたちが本物の自然や文化と出会う機会を「創る側」として主体的に関わる活動と位置づけられている。保護者の持つ知識や経験を直接的に教育コンテンツへ反映させる仕組みは、地域全体で子どもを育てる「東京山側型教育モデル」の礎となる可能性を秘めている。

同スクールでは、以下のような保護者の参画を歓迎している。

  • 自然や地域文化を、子どもたちに伝えたい方
  • 体験型の教育に関わりたい方
  • 家庭と地域を越えた子育てのチーム作りに関心がある方

■地域DMCが仕掛ける教育事業の狙い

運営主体である東京山側DMCは、これまで地域の観光資源を活かした事業を展開してきた。その同社が教育事業に乗り出す背景には、地域資源の新たな活用法と、より深い関係人口の創出という狙いがある。

今回のスクール事業は、地域の自然や文化を消費するだけでなく、学びの場として再定義し、次世代へと継承していくサステナブルな取り組みといえる。また、講師や保護者という形で地域外の多様な人材が継続的に地域と関わることは、交流人口から一歩進んだ関係人口の育成に繋がり、ひいては地域経済の活性化にも寄与することが期待される。

同社は現在、自然体験教育やアウトドア活動に関心を持ち、地域の物語を未来へつなぐ意欲ある講師も広く募集している。

【スクール概要】

  • 名称: Hachioji Field Quest Academy
  • 開校時期: 2025年10月(予定)
  • 運営: 株式会社東京山側DMC
  • 問い合わせ先: 株式会社東京山側DMC
  • 公式サイト:Hachioji Field Quest Academy

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