【New!トップページ新着コメント欄追加】 学び・つながる観光産業メディア

復興の証・みちのく潮風トレイユ~三陸復興国立公園種差海岸・青森県八戸市~ニッポンを歩こう132

コメント

三陸海岸の岩手県宮古市以南は、リアス式海岸である。そのため、断崖の上から見る景勝地が各地に存在する。しかし、その以北は海岸段丘、なだらかな海岸線が長く続いている。ここ種差海岸は、八戸市最東部の海岸だ。岩礁や砂浜、海食海岸など多様な地形が続く中に遊歩道が整備されている。

東日本大震災後、被災3県に三陸復興国立公園が制定された。そして、青森県八戸市蕪島から福島県相馬市までを環境省は「みちのく潮風トレイユ」と称するロングトレイルを造成している。復興の象徴である長い遊歩道を作り、観光客の拡大を図っている。そこには、森や里の恵み、川や海へとつながる命、大切な私たちの未来を語ってくれる取り組みが進んでいる。

住む人と訪れる人が一緒に作り上げる取り組みは、ここでは、水平線上に昇る朝日を愛でることだ。そして、東北復興の証として、2019年6月9日に「みちのく潮風トレイユ」は全線開通した。

ひとりでも多くの人々が、東北の地を訪れることは、復興の進捗状況を伝える術となる。後世につなぐ取り組み、未来に生きる私たちの使命と言えるだろう。

(2014.10.25.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

/
/

会員登録をして記事にコメントをしてみましょう

おすすめ記事

/
/
/
/
/