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公式観光サイトの一押しは、長野でワインツーリズム

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長野県の公式観光サイト「GO NAGANO」は8月29日、県産ワイン「NAGANO WINE」の特集記事を公開した。ワイン用ブドウの生産量が日本一を誇る同県は、今年6月時点で90のワイナリーがあり、増加傾向が続いている。

長野のブドウ栽培は江戸時代に始まり、明治期には殖産興業政策の一環として本格化した。塩尻市桔梗ヶ原で1950年代にメルローの栽培に挑んだ林五一の成功を契機に、1989年には桔梗ヶ原産メルローが国際コンクールで大金賞を受賞し、県産ワインの名声は一気に高まった。

その後、東御市の「ヴィラデストワイナリー」など新しいスタイルのワイナリーが誕生し、景観とともに味わうワインツーリズムが広がっていった。

長野県は年間を通じて日照時間が長く雨が少ない上、昼夜の寒暖差が大きいなどブドウ栽培に理想的な環境を備える。標高350〜1200メートルの多様な土地で栽培が行われ、軽やかな白から果実味豊かな赤、スパークリングまで幅広いワインが生まれている。和食やジビエとの相性も良く、地域食材と組み合わせた楽しみ方が提案されている。

品質確保にも力を入れており、2003年に「長野県原産地呼称管理制度」を導入、2021年には国の地理的表示制度「GI長野」に登録された。日本ワインコンクールでは2022年以降4年連続で金賞数全国1位を獲得し、国内外で評価を高めている。

県内のワイン産地は「信州ワインバレー」として五つに区分され、それぞれが異なる個性を持つ。桔梗ヶ原、日本アルプス、千曲川、天竜川、八ヶ岳西麓と広がるエリアには、伝統ある老舗から新設の小規模ワイナリーまで点在。観光と組み合わせて巡る楽しみが広がっている。

ワインを飲まない人でも楽しめる施設も増えていて、畑や景観を満喫しながら、試飲やレストランでの食事が楽しめる。

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