宿泊施設向けITソリューションを開発・提供するネットシスジャパン(徳正賢社長、東京都中央区)は、人手不足で悩む宿泊業界、新規で宿泊施設の事業運営に挑戦する企業や個人を支援する総合的なソリューションを提供している。2025年4月に企画提案から導入、運用サポートまで一気通貫で提供する「トータルソリューション課」を新設。現在、本格的に活動を開始している。
同社の製品は、客室のテレビから館内や観光名所の案内、浴場やレストランの混雑状況、コインランドリーの利用状況を発信するTVソリューション「Core TV」。同様のサービスを宿泊客のスマートフォンから閲覧でき、AIチャットボットや通話機能、最大100カ国語の言語に対応したスマホソリューション「Core Guide」を提供。
また、自動チェックイン機「Core Touch」は、ホテルのブランドや立地に合わせて自立型、卓上型、タッチパネルPC型と複数のタイプを用意する。ホテル管理システムのPMS「Core Cast」では、400以上のメニューから要望に対応し、予約登録やチェックイン・アウトの確認、顧客管理から経営状況の分析まで一括で管理できる。
このほか多岐にわたるサービスを提供。大手ホテルチェーンをはじめ1850以上の宿泊施設と取引、導入実績を誇り、一気通貫のサポート体制で運営業務の効率化と、快適な宿泊環境の実現による宿泊客の満足度向上を支援している。
同社担当者によると、今後は各製品のログデータを獲得し、解析可能なツールの開発を進める方針だ。将来的には各製品の利用データから経営状況や宿泊客の利用傾向を分析し、施設経営全体のコンサルティング事業が行えるよう業務を推進する認識を示した。
情報提供:旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/?p=154480)