長野県小谷村の白馬アルプスホテルは、ホテル運営を2026年4月からPlan・Do・See(東京都港区)に移管すると発表した。
これに伴い、同年4月から大規模改装工事を開始し、2026年12月から営業を再開する。移管前の期間、白馬アルプスホテルは2026年3月31日まで通常営業を継続する。
ホテルは白馬乗鞍温泉スキー場に隣接し、スキーイン・アウトが可能な大型ホテルとして運営されてきた。しかし施設の老朽化や人材確保の難しさといった課題があり、運営を専門事業者に委ねることで経営資源をスキー場事業に集中させる方針を打ち出した。
ホテル建物の所有は引き続き白馬アルプスホテルが担い、Plan・Do・Seeのノウハウによる改装とリブランドで集客力を高める。
HAKUBA VALLEY全体では近年、外国人客を中心に来場者数が増加しており、2024-25年冬季シーズンは統計開始以来最多の186万5千人が訪れた。一方で国内のスキー人口減少や施設の老朽化などが課題となっている。
今後はホテルとスキー場双方に持続的な投資を行い、通年型のマウンテンリゾート化を目指す。
Plan・Do・Seeは国内外でホテルやレストランを展開しており、京都の「丸福樓」や東京の「THE AOYAMA GRAND HOTEL」などを手がけている。