新潟県田上町は、観光業務に携わる地域おこし協力隊を募集している。募集期間は9月30日までで、定員は1人。応募があり次第、随時選考を行い、定員に達した時点で受付を終了する。(写真は護摩堂山山頂)
田上町は新潟市の南東に位置し、人口は約1万1000人。標高274メートルの護摩堂山や約3万株のあじさいが咲く「あじさい園」、湯田上温泉、豪農の館「椿寿荘」などが観光資源で、令和2年に開業した「道の駅たがみ」と合わせ、年間70万人を超える観光客が訪れている。
一方で人口は減少傾向にあり、町では観光資源の魅力発信を通じて交流人口の拡大と地域活性化を目指している。
協力隊の業務は、観光イベントの企画・運営補助や観光ホームページの制作・更新、観光施設の管理・整備、観光協会に関する事務補助など。委託料は月額29万1666円で、住居や活動車両の借上費などは実費支給される。
任期は年度単位で最長3年。着任にあたっては町外からの移住が条件となるほか、活動終了後に田上町での定住を目指す意思が求められる。
町は「住民や事業者と協力し、田上町の観光振興や地域の魅力発信を担ってほしい」としている。