JALは、航空の歴史や仕事を体験できる施設「JAL SKY MUSEUM」(東京都大田区羽田空港3丁目、JALメインテナンスセンター1内)を11月1日にリニューアルオープンする。2013年の開館以来、年間10万人以上が訪れる人気施設で、4年ぶりの大規模改修となる。
最寄り駅は東京モノレール新整備場駅。今回のリニューアルでは、入場枠を拡大し、より多くの来場者が見学できるようになる。見学コースは従来の110分から130分に延長され、展示やショッピングをゆっくり楽しめる環境を整える。休館日だった金曜日も定期開催日に加わり、新たに13時30分開始と16時30分開始の2枠が追加される。特に16時30分からの「トワイライト枠」では、夏季に格納庫から夕日を望む幻想的な光景が楽しめる。
施設面では、エントランスを改装して導線を広げ、混雑時でもスムーズに入場できるようにした。荷物ロッカーも約100個新設され、来場者が身軽に見学できる。さらに、展示では未公開の客室乗務員の制服や小物を新たに加え、空飛ぶクルマの映像を公開するなど、航空の未来を感じられるコンテンツも充実させる。
入場はこれまで無料だったが、11月1日以降は大人1,000円(13歳以上)、子どもは12歳以下無料(小学生未満は入場不可)となる。収益は展示品の保全や新コンテンツの導入に充てられる。
併設ショップでは、機内で回収した紙コップを再利用したタオルハンカチに新色の赤を追加。人気の「御翔印」には金箔をあしらった特別版が数量限定で登場する。
JALは「初めて訪れる方はもちろん、リピーターにも新たな発見を提供できる施設にしていきたい」としており、世代を超えて航空の歴史と未来を体感できる場として再出発する。