高級コニャック「レミーマルタン」を展開するレミーコアントロージャパン(東京都港区)は、フランス・コニャックで9月に開かれた国際大会「レミーマルタン バーテンダー タレント アカデミー2025」の世界決勝で、日本代表の亀井康平氏(The SG Tavern所属)が3位に入賞したと発表した。日本勢の入賞は初めて。
亀井氏は6月に都内で開かれた日本予選「レミーマルタン バーテンダー タレント アカデミー2025 ジャパン」でグランドチャンピオンとなり、日本代表として世界大会に出場した。世界各地の予選を勝ち抜いた12人が集った決勝では、カクテル創作の革新性やサービスの芸術性を競った。

亀井氏が披露した「Résonance(レゾナンス)」は、レミーマルタンと焼酎の出会いをテーマにした一杯。薩摩藩が西洋と接触した1867年を背景に据え、サゼラックを再構築した。サステナビリティへの意識や職人技を取り入れた独創的な表現が評価され、3位入賞につながった。
今年の決勝では、オランダのオクタビオ・ドグリオッティ氏(Tailor Bar)が優勝、中国・上海のジェリー・ジャオ氏(Dentree)が2位となった。入賞者には賞金とともに、レミーマルタン歴史博物館の生涯無料訪問権が授与された。
レミーマルタン バーテンダー タレント アカデミーは、世界中のバーテンダーに創造力と技術を競う舞台を提供する国際的なカクテルコンペティションで、年に一度開催されている。