「キャプション by Hyatt 兜町 東京」(東京都中央区日本橋兜町)が10月7日、開業する。
12階建てで、鉄骨と木造を組み合わせた木造ハイブリッド構造を採用し、環境負荷を抑えながら機能性と木構造の美しさを両立した。木の柱や梁を外観や客室に取り入れ、都心における木造中高層建築の先導的事例となっている。
国土交通省の「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に外資系ホテルブランドとして初めて採択され、DBJ Green Building認証(プラン認証)も都内ホテルで初めて取得した。
全195室で、スタンダード(93室)、ハイフロア(56室)、デラックス(41室)、スイート(5室)の4タイプを用意。兜町の歴史や文化に着想を得たアートやイラストを配し、都市の中心でありながらも落ち着ける空間を演出した。
館内の中心には、レストラン・カフェ・バー・レセプションが一体となった多機能スペース「Talk Shop(トークショップ)」を設け、食事や仕事、くつろぎなど多目的に利用できる。ハンバーガーやサラダを中心としたカジュアルなメニューを提供するほか、アーティストのパフォーマンスや地域住民との交流を通じて、コミュニティ形成を促す空間として活用される。
日本橋兜町は金融街としての歴史を持ちながら、近年は国内外から注目を集めるクリエイティブなエリアへと発展している。
「キャプション by Hyatt」はハイアットが2019年に立ち上げた新ブランドで、地域とつながり、多様な人や活動の循環を生み出すホテルとして、街の賑わいづくりに寄与することを目指す。