JR東日本は9月24日、2027年春ごろから京浜東北・根岸線および中央・総武線(各駅停車)において、ワンマン運転を開始することを発表した。サステナブルな輸送モードの実現を掲げ、ワンマン運転を拡大。社員の活躍フィールドを広げ、新たな挑戦による人材の成長を目指す。
同社は昨年11月、首都圏主要線区で2030年ごろまでにワンマン運転を段階的に導入する計画を公表。第1歩として今年3月から常磐線(各駅停車)と南武線でワンマン運転を開始している。今回の京浜東北・中央総武線での導入は、その取り組みをさらに広げるものとなる。
導入に当たっては、安全性と輸送の安定性を確保するための設備整備を進める。具体的には、運転席への乗降確認モニタの設置、運転士や係員への教育訓練の実施に加え、定位置停止を支援するTASC(定位置停止装置)を整備。これにより、運転士の負担軽減とともに安定した運行を実現する狙いだ。
首都圏の大動脈ともいえる主要路線でのワンマン運転導入は、同社の働き方改革と持続可能な鉄道運営の両面から注目される。
詳細は以下URLより(https://www.jreast.co.jp/press/2025/20250924_ho04.pdf)