中部国際空港(セントレア)は、若者の海外渡航を支援する取り組みとして、「パスポート取得応援キャンペーン」の第2弾を開始する。第1弾では20歳以下を対象としていたが、今回は大学生や社会人を含む25歳以下まで対象年齢を引き上げ、より広い層に訴求する。
キャンペーンの対象は、2025年1月1日以降に新規または更新で日本のパスポートを取得し、2025年10月1日から2026年3月31日までの間にセントレア発の国際線を利用する25歳以下の渡航者。該当者には、空港内の免税店で利用できる6000円分のクーポン(2000円×3枚)が先着1万名に提供される。クーポンは第1または第2ターミナルの免税品予約カウンターにて、パスポートや航空券などの提示により受け取る仕組みとなっている。旅行会社を通じた団体旅行にも対応しており、代表者による事前申請で一括引換が可能となる。
今回の施策は、コロナ禍で海外経験の機会を失った世代への支援も意図しており、卒業旅行や初めての海外旅行のきっかけづくりを後押しするもの。日本のパスポート保有率は2023年10月時点で17.0%と、コロナ前の23.8%から低下しており、海外渡航者数の回復を図る上でも若年層への働きかけが急務となっている。
セントレアは、今回の取り組みを通じて、若い世代に国際的な経験の重要性を伝え、海外旅行への関心を喚起したい考えだ。
情報提供 トラベルビジョン(https://www.travelvision.jp/news/detail/news-118815)