観光庁が9月30日に公表した宿泊旅行統計(7月・第2次速報、8月・第1次速報)によると、8月の延べ宿泊者数は前年同月比0.8%増の6,682万人泊となり、2カ月ぶりに前年を上回った。
内訳は日本人が5,329万人泊(同0.7%増)、外国人が1,353万人泊(同1.4%増)で、いずれも増加した。
7月の二次速報は5,575万人泊(同2.6%減)で、日本人が4,177万人泊(同2.0%減)、外国人が1,398万人泊(同4.2%減)と、ともに減少した。
国籍別外国人宿泊者数では、中国が318万人泊で最多、次いで台湾167万人泊、米国139万人泊、韓国116万人泊、香港40万人泊の順で、上位5地域で全体の66.0%を占めた。前年同月比ではロシアが92.6%増、インドが24.4%増、ドイツが24.0%増と大きく伸びた。
都道府県別では、7月の延べ宿泊者数が最も多かったのは東京都(867万人泊)、次いで北海道(461万人泊)、大阪府(461万人泊)だった。増加率では佐賀県が20.4%増、徳島県が16.3%増、青森県と奈良県がともに15.9%増と高い伸びを示した。
7月の全国客室稼働率は61.4%で、最も高かったのは大阪府の75.2%だった。