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2025年夏は「日傘男子デビューの年」、東京都がアンケート

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東京都環境局は9月25日、都民8,353人を対象に行った「日傘利用に関するアンケート」の結果を公表した。今夏は歴代最多の猛暑日を記録するなど厳しい暑さが続き、日傘を利用した人は全体の67%に上った。

かつては「日焼け防止」が中心だった日傘の役割が、「暑さ対策」へと大きく変化している。

調査によると、男性の利用率は44%に達し、そのうち約半数の44%が「今年から使い始めた」と回答。2025年は「日傘男子デビュー」の年となった。特に30代以下では2人に1人が日傘を利用しており、若い世代を中心に広がりを見せている。

日傘を使い始めたきっかけは「暑さ対策」が83%で最も多く、男性では92%に上った。「日焼け防止」を理由とした回答(37%)を大きく上回り、利用の目的が変化していることが明らかになった。実際に利用した人の97%が「暑さが和らいだ」と効果を実感している。

利用者の本84%が「持ち歩きの邪魔にならない」、95%が「周囲の視線は気にならない」と答えており、心理的な抵抗感も薄れている。さらに、今夏に日傘を使用しなかった人のうち49%が「来年は使いたい」と答え、日傘に「軽量・コンパクト」「遮熱性」「遮光性」といった機能性を求める声が多かった。

東京都は今年、イベント会場などで日傘の貸し出しを実施し、1,000人以上が利用した。環境局は「暑さは命と健康を脅かす危機となっており、日傘は夏の必需品になりつつある」として、来年以降も普及啓発を進めることにしている。

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