観光庁は10月10日、主要旅行業者44社・グループの2025年8月分の旅行取扱状況を発表した。総取扱額は3452億7,229万円で、前年同月比3.7%増となった。海外旅行、外国人旅行、国内旅行のいずれも前年を上回った。
分野別では、国内旅行が1901億1,711万円(同3.5%増)、海外旅行が1,408億7,359万円(同3.3%増)、外国人旅行が142億8,159万円(同9.1%増)だった。
募集型企画旅行(パッケージツアー)の総取扱額は1,245億7,109万円で前年同月比3.4%増となった。国内旅行は895億3,773万円(同0.6%減)、海外旅行は348億8,208万円(同15.3%増)、外国人旅行は1億5,127万円(同2.7%増)だった
総取扱額の上位5社は、JTB(7社計)が1,193億9,952万円(同3.9%増)、エイチ・アイ・エス(6社計)が472億4,592万円(同4.0%増)、日本旅行(4社計)が303億1,470万円(同5.7%増)、KNT-CTホールディングス(4社計)が281億5,765万円(同2.0%減)、阪急交通社(2社計)が277億7,752万円(同9.8%増)の順だった。
観光庁によると、海外旅行は夏休みシーズンを中心に好調を維持し、インバウンド(訪日旅行)も前年を上回った。一方で、国内旅行は小幅な伸びにとどまった。