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台湾・苗栗の「獅潭紅茶」が日本上陸 街頭試飲で“和紅茶”に挑戦

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台湾中部・苗栗県獅潭郷で育まれた「獅潭古韻紅茶(したんこいんこうちゃ)」がこのほど日本市場に進出し、東京都内で街頭試飲イベントを実施した。蜜のような香りとまろやかな味わいで知られるこの紅茶は、台湾現地の茶農家が手作業で仕上げた高級茶葉として人気を集めており、日本の紅茶愛好家にも好評だった。

イベントでは多くの来場者が「渋みがなく飲みやすい」、「無糖でも自然な甘みを感じる」といった感想を寄せた。「台湾の紅茶といえば日月潭だけだと思っていたが、こんなに多様なのか」と驚く声もあり、台湾茶文化の奥行きを知る機会となった。

この紅茶を取り扱うのは、台湾の地元金融機関・陽信銀行のグループ会社「陽信電子商務」。同社が運営するECモール「陽信商店街」では、台湾各地の優良農産物を販売しており、実店舗「光禾市集」や「光禾コーヒー」も展開中だ。今後は日本産農産物を台湾で紹介する構想もあり、日台の相互交流を深める新たな試みとして注目されている。

獅潭郷は清らかな山水と霧に包まれた茶どころとして知られる。日本統治時代に導入されたアッサム茶樹をルーツとし、台湾紅茶文化の原点の一つでもある。現在、獅潭古韻紅茶はその伝統に現代的な職人技を融合させたブランドとして、「日台を結ぶもう一つの紅茶」としての存在感を高めている。

今回の日本進出は単なる輸出ではなく、台湾地方の茶農家と企業が連携した「地方創生プロジェクト」としての側面も持つ。地域ブランドとしての発信力を強化し、苗栗県の茶文化を国際市場に広める狙いだ。関係者は「紅茶を通じて台湾の地方と日本の消費者をつなぎたい」と語る。

https://prntopics.livedoor.blog/archives/12171996.html

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