愛知県常滑市で11月1日から3日まで、「第11回ぶらり常滑急須の里めぐり」が開かれる。会場はやきもの散歩道周辺と陶器専門店街セラモール内の「急須と器 いそべ」。常滑焼の急須文化を散策しながら楽しめる。
常滑焼の急須は、鉄分を多く含む土を使うことでお茶の渋みをやわらげ、ふたと本体の精密なすり合わせや注ぎ口の茶切れ、均一な薄さと美しいフォルムなど、実用性とデザイン性の両方に優れる点が特徴とされる。
11回目を迎える今回は、急須作家23人とお茶農家10軒が出展。急須や茶器の展示販売、常滑焼の急須を使った呈茶や茶席体験のほか、中国の伝統技法「パンパン製法」や1960年代まで使われていた手回しロクロによる急須づくりの実演などの催しが行われる。
「見て・買って・体験できる」内容で、訪れる人に常滑焼急須の魅力を伝える。