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再開発途上~東京駅八重洲口グランルーフ・東京都千代田区~ニッポンを歩こう154

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東京駅八重洲口のシンボルとなった「グラン・ルーフ」は、大屋根という意味を持つ。長さ230mの船の帆を模したものである。2013年9月にお披露目された。丸の内口は、皇居を控えたレンガ造りの表玄関とすると、八重洲口は、先進性や未来性を持った新しい玄関と言える。

今では、どちらが表でどちらが裏か、などという議論もある。しかし、新幹線の八重洲口というイメージも定着している。近隣の高層ビル群が完成すると、八重洲口の立ち位置は、東京駅からの出発地点になる。

その代表例が、バスタ八重洲であろう。

ビジネスパーソンが闊歩する街、憩いの場所として、早くからミストシャワーが設けられた。また、等間隔に置かれたベンチも、駅での滞在時間の拡大を意図したものだ。一方、日本橋口の先、常磐橋周辺の再開発や湾岸エリアへの新たな交通システムも検討されている。再開発は、まだまだ途上だ。しかし、完成した暁には、話題のスポットとして、これまで以上に観光客が訪れる場所になることだろう。

空港も駅も、集う場所、そして、楽しむ場所に生まれ変わりつつある。どのように変化していくのか、楽しみな場所だ。

(2022.09.09.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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