マリオット・インターナショナルは10月23日(木)、東京・高輪ゲートウェイ駅前で、10月2日に開業した「JWマリオット・ホテル東京」(東京都港区高輪、クリストファー・クラーク総支配人)のグランドオープニングイベントを開いた。アメリカ本国から、デイヴィッド・マリオット会長も来日し、同社の最高級ブランドである「JWマリオット」の国内2軒目、首都圏初進出を祝った。

創業者一族のマリオット会長は、同社の歴史について祖父母が開いた9席のルート・ビアが始まりだったことを語り、祖父のジョン・ウィラード・マリオット氏は「従業員を大切にすればお客様を大切にし、お客様は必ず戻ってくる」と人を第一にする信条のもと、事業を展開してきたと紹介した。その名がついた「JWマリオット」は思いやりに満ちたサービスが特徴となっており、国内外の観光客が集まる高輪の地に開業できたことを喜んだ。
同社のアンソニー・カプアーノ社長兼最高経営責任者は同ブランドについて、「家族の信頼と深く結びついている。また、現代的なラグジュアリーを体現するホテル」と述べ、東京での開業は同ブランドの「マイルストーンになる」と期待した。

日本市場については、「最も活気のある市場の1つ。インバウンドも国内客も力強い成長を見せている」と述べ、今年中に29都道府県・22ブランドまで拡大する予定という。注力するブランドや価格帯としては、1万円代ほどのミッドスケールホテル、ブランドはフォーポイントなどで大都市のほか、地方でも需要のあるエリアへ展開していきたい考え。
式典には来賓として、東日本旅客鉄道(JR東日本)の喜勢陽一社長が登壇し、「この街でしか体験できない高品質なサービスでこの高輪の価値を高めていただくことに期待している」と力を込めた。また、小池百合子東京都知事からは「日本の玄関口、素晴らしいロケーションに開業され、東京の国際的プレゼンスがさらに向上すると確信している」と祝いのメッセージが寄せられた。

JWマリオットホテル東京は「高輪ゲートウェイシティTHE LINK PILLAR 1 SOUTH」の23~30階に位置。総客室数は200室。7つのレストラン&バー、9つのバンケット&ミーティングルームを備える。28階には東京タワーなどが望める全面ガラス張りのプールとスパ「SPA by JW」があり、ウェルネス体験を提供する。
情報提供 旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/?p=157468)