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石川県・和倉温泉の旅館「十番館」 破産手続き開始へ(帝国データバンク調べ)

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旅館「十番館」(伊藤弘代表、石川県七尾市和倉町)は10月3日(金)、金沢地裁七尾支部から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約1億4000万円。

同社は1991年ごろに開業した「和倉パークホテル・十番館」の運営会社の解散に伴い、事業を引き継ぐため2005(平成17)年12月に設立された。

客室数22室、定員65人の施設で、当初は大手旅行会社を経由した利用客が多くを占めていたが、支払手数料などによる収益性の悪化から、自社ホームページでの直販予約を中心とした集客へシフト。客室単価の見直しや、北陸新幹線の開業効果もあり、16年4月期には年間収入高約1億5000万円を計上していた。

しかし、「赤字体質は改善されず散発的に欠損を計上していたほか、コロナ禍で集客力も低下」(帝国データバンク)。さらに、令和6年能登半島地震の被災により、24年6月末まで事業を停止していた。「代表の体調不良も重なり、債権者から破産を申し立てられていた」(帝国データバンク)という。 

情報提供 旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/?p=157636

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