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旅するように買い物を、デジタル時代の高齢者と暮らしの知恵

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昨今の通信販売はますます便利になってきています。それこそスマートフォンからタップ数回で日用品から高額な家財まで、通信販売で買えないものが無い時代になりつつあります。さらに、高齢者にもスマートフォンが行き渡り始め、操作説明会もそれこそ町内会や近所のショッピングモールなどさまざまな場所で見かけます。

その一方で、悪徳とも言える通信販売の業者も増え、業者を確認することなく商品を購入したがために、業者に代金を持ち逃げされる、ないし追加でどんどん費用を請求されるといったトラブルも発生しています。

昨今の通信販売は、金融機関の口座から引き落としで支払うケースが主流になっているので、口座の残高を確認しないまま購入する危険性もあります。実際に、思いつくまま手拍子でどんどん購入してしまい、肝心な生活費が口座に残らず困窮してしまうといった話も出ています。買い物は誰もが楽しめる活動ですが、高齢になると「すでにあるもの(在庫)」と「補充が必要なもの」の認識が弱くなることも気になります。

特にお一人で住む(独居)の高齢者の方には、安否確認を定期的に行うと安心ですが、その際に「不要不急」の商品や、大量かつ重複する商品の存在もぜひ確認したいところです。どこかで、購入を間違えている可能性や、見知らぬ業者にそそのかされて購入している可能性を未然に防げます。

特に契約が電子化している昨今の状況もあり、仮に解約する際には契約の履歴が残らない場合も多く、高齢者を支える家族やその周りの人たちが確認してあげると良いでしょう。旅行のパック、ツアーなんかも要注意です。高齢者の方がスマートフォンなど端末の操作が出来なくなったり、ウェブが理解できなくなってきた場合は、ネットの利用をあきらめることも見据えると良いでしょう。いつの時代も便利と不便は常に裏返しになります。

寄稿者 猪股透人(いのまた・はやと)シーキューブ㈱ https://c-cube.life/

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