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県内温泉の魅力発信 太地温泉でサミット開く わかやま12湯推進協議会

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和歌山県の温泉の魅力を発信する「第5回わかやま12湯サミットin太地温泉」が10月2日、くじらの町、太地町で開かれた。第1部の会場となった国際鯨類施設には、県内各地の自治体や観光従事者など約80人が参集。太地町立くじらの博物館の稲森大樹館長による講演や、和歌山県観光局の米田拓司局長ら、観光振興に携わる人たちによるパネルディスカッションが行われた。

同サミットは、協同組合和歌山県旅行業協会や和歌山県旅館ホテル生活衛生同業組合などが中心となって組織する「わかやま12湯推進協議会」(会長=青木査稚子・協同組合和歌山県旅行業協会理事長)が、和歌山県の温泉の魅力を国内外に発信するべく、2021年から毎年実施するもの。

青木会長は「今年は白浜のパンダが中国に里帰りしてしまったが、和歌山県には世界遺産の高野山や熊野古道など、魅力はほかにもある。なかでも、源泉数が関西最大の508カ所ある温泉は一番の魅力。全国的な知名度はまだ低いが、今後も認知度拡大に努めていきたい」とあいさつした。

稲森館長は、日本で1600年ごろに成立した古式捕鯨の歴史などを紹介。イルカはなぜ人を癒やすのかという問いに、個人的な見解として「見た目がかわいい。好奇心が強く人懐っこい。コミュニケーション能力が高く意思疎通できている感覚になることが要因ではないか」と述べた。

トラベルニュース社の奥坊一広社長をコーディネーターに、米田局長、那智勝浦観光機構の松下哲也理事長、「ツナ娘」ことヤマサ脇口水産の脇口みずほさんが参加したパネルディスカッションでは、「和歌山には梅や山椒、醤油など、日本一の生産量を誇る食材や、食文化の発祥となる産品が豊富にある。これらと温泉を組み合わせることで強力な観光資源となる」との意見が挙がる一方、「いかに物語性を持たせるか。マーケティング力が課題」といった発言が出るなど、活発な議論が繰り広げられた。

最後は、太地温泉「花いろどりの宿 花游」の市川理沙さんが「太地温泉は日本の食文化、人を癒やす温泉地として精進することをここに宣言します」と太地温泉宣言を行い、第1部を終えた。

「花いろどりの宿 花游」で開かれた第2部の交流会では、脇口さんによるマグロ解体ショーが披露され、参加者らは地元の味覚を堪能した。

情報提供:旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/?p=157955

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