文政5年(1822年)創業の老舗蔵元・田村酒造場(東京都福生市)は2026年春、日本酒の伝統と進化を体感できる新施設「&KASEN(アンドカセン)」を開業する。レストラン、バー、ショップができる。
施設名のKASEN=嘉泉(かせん)は、酒造りに最適な湧水を意味し、蔵の敷地内から得られる豊かな天然水に由来する。
施設の中心となる「Restaurant&SAKE-Bar」では、「酒蔵と食の融合」をテーマに、田村酒造場の日本酒と旬の食材を組み合わせた料理を提供する。併設のバーでは限定酒や日本酒ソーダなどの提供に加え、蔵の歴史や文化を学べるイベントを開く。
ショップでは、日本酒や酒粕商品、オリジナルグッズを販売し、新ブランド「&KASEN」限定の商品や来場者限定の酒を用意する。
田村酒造場は「&KASENを通じて、日本酒の新たな価値を発信し、地域とともに次の時代の酒文化を築いていきたい」とコメントしている。